投稿日:2017/03/07
無事に出産をした友人や家族、親族に出産祝いを贈りたい――こう考える人も多いのではないでしょうか。お祝いのためのギフトを選ぶのはとても楽しいものですが、同時に気を付けたいのが、一緒に伝える「挨拶」です。「おめでとう」の気持ちを伝えるために最適な、挨拶の仕方について考えていきましょう。
「すぐに出産祝いの挨拶をしたい」という人もいるかもしれません。しかし出産直後のママというのは、とても体力を消耗しているもの。そのため、出産直後に病室に伺って出産祝いを贈ることは、基本的には避けた方がよいと言われています。
基本的には出産後1週間~1カ月の間に伺うのがよいとされていますが、そのなかでも理想的なのは、産後2~3週間のころだと言われています。都合がつくようならば、この期間にお祝いの挨拶をしにいくとよいでしょう。
いずれの場合にせよ、訪問前には必ず許可をとって伺いましょう。勝手に病室に行くのは、いかに慶事とはいえマナー違反になってしまうので気を付けたいものです。
当然のことながら、「生まれたよ!」というメールを友人からもらった場合には、それに対してLINEやメールを返すのは失礼にあたりません。メールやLINEならば相手の手が空いたときに見てもらうことができますので、まずはメールでお祝いを伝えましょう。
出産祝いを贈るときには、カードなどでお祝いの言葉を伝えることになりますね。このようなときは、どのような挨拶をしたらよいのでしょうか。
どのような間柄の相手に送るのか、によっても多少変わってきますが、
の4つを組み合わせるのが基本です。
上司や目上の方に改まって贈る場合には、失礼にならないよう形式的な書き方にしましょう。
例)
「ご出産、おめでとうございます。お母さんもお体を労わってお過ごしください。これからますますにぎやかになりますね。写真も楽しみにしています」
例)
「ご家族が増えたのですね、おめでとうございます! ご出産お疲れ様でした。お子様の健やかな成長をお祈りしております。落ち着いたら顔を見せてくださいね」
親しい友人であれば、新米ママであるお疲れさまというねぎらう気持ちとともに、自分もうれしいという気持ちを添えましょう。
例)
「赤ちゃんが生まれたんだね! おめでとう! ママもゆっくり休んでね。笑顔と光にあふれた家庭になりますように。まずはメールでお祝いを!」
例)
「出産おめでとう! 体調の回復は順調ですか? 元気な赤ちゃんが生まれたと聞いて、私もうれしいです。落ち着いたら赤ちゃんに会いに行かせてね」
なお、出産祝いのメッセージで、「切れる」「流れる」といった言葉は、禁句です。これらは出産に関しての縁起の悪い言葉ですので避けましょう。また、「死ぬ」「逝く」「4」「9」など死を連想させる言葉は、お祝いのときには使用しないよう気を付けてください。
出産祝いのメッセージは、いつまでもその人の心に残るもの。ママにとって負担の少ない方法を選ぶとともに、心からのお祝いを伝えるメッセージを考えてくださいね。