お歳暮をもらったらどうするべき? 最低限守りたいマナーとは

お歳暮をもらったらどうするべき? 最低限守りたいマナーとは

企業のお歳暮事情は今、過渡期にあります。従来通りにお中元・お歳暮を習慣とする企業もありますが、コンプライアンスを理由に贈答を辞退する企業も少なくありません。ここではお歳暮をもらったとき、自社の規定に照らし合わせてどう対応したら良いのか? お歳暮をもらったときのマナーについて説明します。

すぐにお礼をする


自社がお歳暮の受け取りを認めているかどうかに関わらず、お歳暮が届いたら送り主に対して電話やメールで贈答品の到着を告げます。相手が届いたかどうか心配している可能性もあるので、お礼の連絡はできる限り迅速にします。万が一自社がお歳暮辞退をしている場合は、贈っていただいたお礼と共に、受け取れない旨のお詫びを申し伝えます。

お返しは基本不要


個人同士のお中元・お歳暮の場合、いただき物にはお返しをするのが一般的ですが、BtoBの場合は接待の意味合いがあるので、基本的にお返しは不要です。電話やメールでお礼の言葉を伝えるだけでマナー的には十分ですが、自筆ハガキのお礼状など返すと行き届いた印象になります。もちろんお返しをしないと気が済まないという場合は、お返しを贈っても問題はありません。返礼を贈る場合、平素のお礼と季節の挨拶を申し上げるのが本来の目的ですから、品物だけでなく必ずお礼状を添えるようにします。

お歳暮のやり取りを中止したいときの伝え方


コンプライアンスの観点から取引企業との贈答を辞めたい場合、またはビジネス上の付き合いがなくなったのに贈答だけが続いている場合など、これ以上贈答を受けるのが不適切というときは、お礼状に中止したい旨を明記しましょう。今までの贈答に対するお礼を申し上げた上で、以後の贈答を辞退したいとはっきり伝えます。

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謹啓

師走の候、貴社ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素は何かとお世話になり、心より感謝いたしております。またこの度はお歳暮をお送りいただきまして誠に有難うございます。

ご厚意をいただきながら大変心苦しく存じますが、弊社は現在お取引様からのご贈答を辞退させていただいております。私共からその旨お伝えしておりませんでしたので今回は有難く頂戴いたしますが、以後このようなお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます。お気持ちは大変嬉しいのですが、会社の規定ですので何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
書面にて略儀ながら、お礼とお願いを申し上げます。
                            敬具

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お歳暮を受け取れない場合の断り方


現在は多くの大企業が贈答辞退の立場を取っています。中小企業や個人事業者は、従来通りの贈答を続けているケースも見られますが、会社が贈答辞退を決定した以上、正直に理由を話して丁重にお断りしましょう。

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謹啓

師走の候、貴社ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
この度はお歳暮をお送りいただきまして誠に有難うございます。

ご厚意をいただきながら大変心苦しく存じますが、弊社はお取引様からのご贈答を辞退させていただいております。お送りいただきました品はお気持ちだけ有難くいただきまして、はなはだ失礼ではございますが返送させていただきます。誠に勝手ですが、会社の規定ですのでどうぞお気を悪くなさいませんようお願い申し上げます。何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
 書面にて略儀ながら、お礼かたがたお詫び申し上げます。
敬具
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お歳暮に対する姿勢は、会社によってさまざまです。お歳暮をもらったときには上記を参考に、誠意のある対応を心掛けてください。

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